オスラムと照明デザイナーIngo Maurer氏がlight+building(照明・建築技術専門見本市)にて有機ELを使用したテーブルライトを初公開
著名な照明デザイナーIngo Maurer氏が有機EL素子を用いた機能的なテーブルライトを製作しました。オスラムの有機EL素子を用いた最初の例です。作品は「Early Future」と名づけられ、オスラムの有機EL研究所が提供するパネルを用いて限定版として製造されています。この作品は、注目を集める未来的照明用光源としての有機ELの大きな可能性を示しています。
4月6日から11日までドイツで開催されたlight+buildingで、オスラム オプトセミコンダクターズとIngo Maurer氏は有機ELをベースにした革新的な照明アプリケーションを発表しました。オスラム オプトセミコンダクターズは有機ELのプロトタイプを提供し、それがデザイナー独自の創造性を引き出しました。「当社の有機ELがIngo Maurer氏のように著名なアーティストのインスピレーションの源泉となり、優れた芸術作品の創作に結びついたことを誇りに思います。『Early Future』とは現実化したビジョンです。この作品によって、いかに多くの用途に有機ELがデザイン時の選択肢のひとつになるということを垣間見ることができます」と、オスラム最高経営責任者(CEO)Martin Goetzelerは述べました。
プロトタイプから芸術作品へ
Ingo Maurer氏は縦132mm、横33 mmのパネルを使用しました。Maurer氏にとって、ユニークなデザインそれ自体が目的ではありません。「『Early Future』は抽象的な物から機能的なデザイン照明への過渡期において、重要な段階を示しています」と、Maurer氏は語ります。Maurer氏は長年に渡り、芸術および照明デザインとしての照明の発展に尽力されてきました。1966年、Maurer氏はデザイン照明器具「Bulb」を発表し、それは他の作品と共に、1969年以来ニューヨーク近代美術館で展示されています。Ingo Maurer氏は前衛的な照明作品が評価され、数々の賞を受賞しています。
有機EL ― 研究所から家庭へ
有機ELが高発光効率、低動作電圧、水銀フリーといった特長を持つことはよく知られていますが、照明用光源としては、点光源ではなく均一な輝度を持つ面光源であることが重要な利点となります。昨年発表した透明有機ELパネルのプロトタイプは、照明用として手頃な大きさでしたが、薄膜の積層構造によって、より大きなパネルも製造可能となりました。
オスラム オプトセミコンダクターズでは約50名の研究者が有機ELの開発に取り組んでいます。アプリケーションにはサイエンスフィクションのようなものもありますが、そこには実現的な可能性が潜んでいます。「将来、フレキシブルな光源、または透明な光源として有機ELを使用することが可能になるでしょう。屋根の窓に透明な有機ELを置くと、日中は自然光が差し込み、夜には幻想的な照明が灯されるようになるでしょう」と、オスラム オプトセミコンダクターズ 固体照明事業部長 Dr. Bernhard Stappが語りました。また、自動車向けとしても新しい応用が生まれることが期待されています。テーブルランプや方向指示器などがリアウィンドーに組み込まれてしまう日がくるかもしれません。
本作品についての詳細は下記のサイトをご覧ください。
http://www.osram-os.com/OLED-vision-becomes-reality
技術面に関する問い合わせ先::
OSRAM Opto Semiconductors GmbH
Phone +49 - 941 - 850 - 1700
E-Mail: support@osram-os.com
http://www.osram-os.com/support
オスラム オプトセミコンダクターズについて
オスラム オプトセミコンダクターズは2大照明メーカーのひとつオスラムの全額出資会社です。主な製品は可視光・赤外発光ダイオード、高出力レーザダイオード、センサです。本社をドイツ・レーゲンスブルクに、生産拠点をマレーシア・ペナンに置き、全世界で4,000人以上の従業員を擁しています。2007年度の売上は5億2000万ユーロを超えました。http://www.osram-os.com

有機EL研究所が提供したパネル


